【事例紹介】タブレットに中国語が表示される

ご相談内容

お客様のお言葉

「充電した後にタブレットの電源を入れたら中国語の表記になった。」
(画像は症状を再現したものです。)

今回のポイント

製造工場テストモード

スマートフォンやタブレット端末には製造工場での品質検査のためなどに使われる【テストモード】があります。
端末での表記は「ファクトリーモード」と書いてありましたので、以下「ファクトリーモード」と表記を統一して説明をしていきます。

タブレット端末のファクトリーモードは、通常は製造工場でテストや設定を行うために使用される特別なモードです。このモードは、一般のユーザーが日常的に操作するためのものではなく、通常の使用には関係ありません。以下に、ファクトリーモードの主な特徴と目的を説明します。

  1. テストと診断: ファクトリーモードは、製造工場でタブレット端末のハードウェアとソフトウェアのテストと診断を実行するために使用されます。これにより、製品の品質を確認し、問題がある場合に修正できます。
  2. ソフトウェアの書き込み: ファクトリーモードでは、タブレット端末に必要なソフトウェアやファームウェアを書き込むことができます。これにより、新しい製品を初期化し、正しく動作するように設定できます。
  3. ユーザーデータの削除: ファクトリーモードでは、ユーザーの個人データや設定を完全に消去することができます。これは、端末が販売前に初期化されたり、リサイクルされたりする際に重要です。
  4. ファームウェアのアップデート: タブレット端末に新しいファームウェアバージョンを適用する場合、ファクトリーモードを使用してアップデートを行うことがあります。これは、セキュリティの向上や新しい機能の追加などを可能にします。

ユーザーがファクトリーモードにアクセスすることは通常ありません。
通常、製造業者や修理サービスの技術者がこのモードにアクセスし、必要な操作を実行します。
ユーザーがタブレットをファクトリーモードにすることは、データの損失や端末の動作に問題を引き起こす可能性があるため、慎重に行う必要があります。
通常、ユーザーが問題を解決するために必要なのは、通常の使用モードで行える設定やトラブルシューティング手順です。

問題解決

ファクトリーモードでの操作は【音量ボタン】と【電源ボタン】で行うことができます。

今回の端末では
音量ボタン大:前ページに戻る
音量ボタン小:項目の選択
電源ボタン :決定
という感じになっておりました。

基本的には
【音量ボタン小】で操作を選んで、
【電源ボタン】で決定するという形です。

今回は特にテストなどをせずに通常の起動状態に戻りたいだけなので、
再起動を意味する「重启手机」(画像赤枠部分)を選びます。