スマホの通信量「ギガ」は水道に例えると分かりやすい

携帯電話といえばスマートフォン、というのが一般的になってきた今日この頃
スマートフォンは普及しましたが、まだまだスマートフォンの通信について理解が広まっていないのが現状です。
今回はスマートフォンの通信量として巷で言われている「ギガ」について、水道でたとえてみようと思います。
「ギガ」の消費や、使い切った時のイメージにつながれば幸いです。

通信の速さは水道管の太さでたとえられる

「通信の速さ」とはどういうことか

それは1秒にどれだけの情報量を送受信できるかというものです。
厳密にはデータの最小単位である【ビット】を1秒にどれだけ通信できるかであるbps(ビーピーエス)の数値が速さになります。
現代の通信は非常に早いので100万を意味するM(メガ)を頭につけることで数値を表したりします。
20Mbpsと書いてあるときには2000万個のビットを1秒で受信したりできます。

この速さを水道でたとえるとしたら、管の太さといえるでしょう。
太い水道管が通っていれば蛇口をひねった際により多くの水を出すことができます。

ちなみに、スマートフォン端末の性能(どれだけの速さで通信できるか)は蛇口の太さに例えることができます。

通信量の小さいテキスト、通信量の大きい動画をたとえてみる

スマートフォンで通信をするとき、
LINEやFacebookで文字だけを送受信するなら消費される通信量は小さくなります。
一方で、YouTubeなどで動画を観ている時に消費される通信量は大きいものです。

これはどれだけの水を消費するかという形に例えることができます。
・文字だけのデータはコップに水をくむようなイメージ
・写真などのデータは食洗器で数L単位で水を使うイメージ
・動画というデータは洗濯機で数十Lの水を使うイメージ
という感じです。

ちなみに、アプリ(ソフトウェア)のインストールはそれぞれで大きさが異なりますが、お風呂にどれだけ水をためるかというイメージで考えてみましょう。
データ量の小さいアプリは桶に水をためるようなもの、
データ量の大きいアプリ(ゲームなど)は浴槽いっぱいに水をためるようなものです。

通信プランの「ギガ」数を使い切ると

通信プランの「ギガ」数を使い切ると速度制限が行われる。
というのは知っていると思います。
ただ、それがイメージとしてつかめている人は少ないのではないでしょうか?

これを水道で例えるために、水道に固定料金プランというものを仮定してみましょう。
『月あたり5000円払う代わりに20㎥の水をジャバジャバ使える』というようなものです。
そして、契約分の水を使い切ったらどうなるのか?
水が一切出てこないというのは命にかかわります。
そこで、水道局は家につながる水道管を翌月まで細いものにします。
それもコップで水を飲むくらいのちょろちょろに。

これでは洗濯機やお風呂に水を使うことは非常に難しいです。
ですが、最低限の水は流れています。

このようなことがスマートフォンの通信で「ギガ」を使い切ったときにおこるのです。
LINEなどで文字を送ることはできるけれど、動画を見たり写真を送りあったりは難しい。
というのが速度制限になるのです。

人混みで通信が遅くなる時

人混みで通信が遅くなるというのは、周りみんなが水を使っているという風にイメージしてみてください。
町中みんながお風呂をためるような水の使い方をしているときは、蛇口から出てくる水の勢いが弱くなるようなものです。
大元の水道管の太さに限界があるように、通信の基地局にも通信量の限界があるのです。

通信障害

通信障害が起こっているときは大変です。

水道でたとえるならば、どこかの水道管が壊れていたり、詰まっていたりします。
専門技術を持った作業員に直してもらうほかありません。

災害時などで、大元からダメになっている時には大掛かりな工事が必要になったりします。
このような場合には通信障害が長引くというものです。

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