復号(ふくごう)

復号(ふくごう)とは、暗号化されたデータを元の平文(ひらもじ)に戻すプロセスのことです。情報を秘密に保ちたい場合、暗号化(あんごうか)という技術を使って、データを読めない形に変換します。その暗号化されたデータを解読し、元の情報に戻す作業が復号です。

復号には、暗号化時に使用した鍵(かぎ)が必要です。鍵は、データを暗号化・復号する際の秘密の情報で、鍵があれば暗号化されたデータを元に戻すことができます。

暗号化技術には、主に対称暗号非対称暗号の2種類があります。対称暗号では、暗号化と復号に同じ鍵を使います。一方、非対称暗号では、暗号化と復号に異なる鍵(公開鍵と秘密鍵)を使います。

復号は、コンピューターセキュリティや通信の秘密保持に欠かせない技術です。ただし、悪意のある者が復号に成功すると、秘密情報が漏洩するリスクがあるため、適切な暗号化と鍵管理が重要です。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成

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