仮想デスクトップ(かそう・デスクトップ)

仮想デスクトップは、サーバーやパソコンで複数のOS(オペレーティングシステム)を動かし、ネットワークを介して各デスクトップ端末に通常のパソコンと同じ機能を提供する技術です。

この技術を使うと、端末側には記憶装置が不要なシンクライアントと呼ばれる軽量な端末が使われます。シンクライアントは、仮想デスクトップ上で実行されるアプリケーションやデータにアクセスするために、インターネットやネットワークに接続するだけで十分です。

仮想デスクトップの利点は、ネットワークに接続されていれば、利用する環境の違いに関係なく同じ作業環境が提供できることです。これにより、自宅やオフィス、外出先など、場所を問わずに安定した作業環境を手に入れることができます。

また、仮想デスクトップはデータ管理やセキュリティ面でも優れており、端末が故障した場合でもサーバー側にデータが保存されているため、データの喪失リスクを減らすことができます。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成