【はじめに】
スマートフォンのテザリングについて初心者向けに解説します。
通信会社と契約を結んでいない端末をインターネットにつなぐことができます。
契約変更などで文鎮になってしまったタブレットなどを活用できる機能になります。
【第1章】テザリングとは
1.1 テザリングの定義
テザリングとは、スマートフォンなどのモバイルデバイスを使用して、他のデバイス(パソコンやタブレットなど)がインターネットに接続できるようにすることです。
これは、スマートフォンが持つモバイルデータ通信機能を利用して、Wi-Fiスポット(エリア)を作成することによって実現されます。
こうして、Wi-Fiが利用できない場所でも、スマートフォンのモバイルデータ通信を利用してインターネットに接続することができます。
テザリングは非常に便利な機能であり、ビジネスシーンや旅行先など、様々な場面で活用することができます。
ただし、テザリングを使用する際は、モバイルデータ通信量に注意する必要があります。
大量のデータ通信が発生する場合、通信料金が高額になる可能性があるためです。もしくは通信制限になって通信が遅くなる可能性もあるでしょう。
1.2 テザリングのメリット
1.2.1 インターネット接続が可能
テザリングを使用することで、Wi-Fiが利用できない場所でも、スマートフォンのモバイルデータ通信を利用してインターネットに接続することができます。
例えば、外出先や旅行先などで、Wi-Fiが利用できない場合を想像してください。
テザリングを使用することで、パソコンやタブレットなどの機器をインターネットに接続することができます。これにより、メールの送受信やWebサイトの閲覧など、様々なインターネットサービスを利用することができます。
1.2.2 複数のデバイスを接続可能
スマートフォンの機種によっては、複数のデバイスをテザリングで同時に接続することができます。
これにより、複数のデバイスでインターネットを利用することができます。
例えば、家族旅行に出掛ける場合を考えてみてください。
テザリングを使用することで、
お父さんはノートパソコンを
お母さんはタブレットを
子供たちはゲーム機を
それぞれがインターネットに利用することができるのです。
1.3 テザリングのデメリット
1.3.1 モバイルデータ通信量の増加
テザリングを使用することで、スマートフォンのモバイルデータ通信量が増加します。
大量のデータ通信が発生する場合、通信料金が高額になる、あるいは、通信制限にかかる可能性があります。
そのため、テザリングを使用する際は、モバイルデータ通信量に注意する必要があります。
1.3.2 スマートフォンのバッテリー消耗
テザリングを使用することで、スマートフォンのバッテリー消耗が早くなります。
特に、複数のデバイスを同時に接続する場合、スマートフォンのバッテリーが急激に減少する可能性があります。
そのため、テザリングを長時間使用する場合は、スマートフォンの充電状態に注意する必要があります。
【第2章】テザリングの設定方法
2.1 スマートフォン側の設定
2.1.1 テザリング機能の有効化
まず、スマートフォン側でテザリング機能を有効化する必要があります。設定方法は機種によって異なりますが、一般的には以下の流れになります。
- 「設定」メニュー
- 「モバイルネットワーク」などの通信関連のもの
- 「テザリング」の隣がオンになるようにタップ
テザリングの種類が複数ある場合があると思いますが、基本的には「Wi-Fiテザリング」を選択すると良いでしょう。
2.1.2 パスワードの設定
テザリングを使用する際は、セキュリティ上の理由からパスワードを設定することが推奨されます。
パスワードは、「テザリング」メニューから設定することができます。
パスワードは表示させる事ができるので、接続時には便利です。
しかし、セキュリティの観点から他人からは見えないようにする必要があります。
2.2 接続するデバイス側の設定
2.2.1 Wi-Fi設定
接続するデバイス側では、Wi-Fi設定画面から、スマートフォン側で設定したSSID(ネットワーク名)を選択し、パスワードを入力して接続します。
テザリングを設定したスマートフォンの画面を見ながらパスワードを入力することになるはずです。
その際には、パスワードを他人に見られないように注意しましょう。
【まとめ】
本記事では、初心者向けにスマートフォンのテザリングについて解説しました。
テザリングは、スマートフォンを使って他のデバイスをインターネットに接続する機能です。
Wi-Fiが利用できない場所でも、モバイルデータ通信を使ってインターネット接続が可能で、複数のデバイスを同時に接続することができます。
ただし、テザリングの利用にはモバイルデータ通信量の増加やスマートフォンのバッテリー消耗に注意が必要です。
設定方法は、スマートフォン側でテザリング機能を有効化し、パスワードを設定します。
その後、接続するデバイス側でWi-Fi設定からSSIDとパスワードを入力して接続します。
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