TCP(ティー・シー・ピー)

TCP(ティー・シー・ピー)は、Transmission Control Protocol(トランスミッション・コントロール・プロトコル)の略で、インターネットでデータを送受信するための方法の1つです。TCPは、データ送信前に相手との接続を確立し、データの到着を確認しながら通信を行います。

TCPは、他のプロトコルと比べて信頼性が高いため、ウェブサイト閲覧やメールの送受信、ファイル転送など、さまざまなインターネットサービスで利用されています。これらのサービスは、HTTP(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)FTP(ファイル・トランスファー・プロトコル)SMTP(シンプル・メール・トランスファー・プロトコル)POP3(ポスト・オフィス・プロトコル3)など、TCPを基盤にして動作しています。

ただし、TCPは信頼性が高い反面、速度が遅くなることがあります。これに対して、UDP(ユーザー・データグラム・プロトコル)は、接続の確立やデータの確認を行わずに通信するため、速度が速いですが、信頼性は低くなります。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成

コメント