仮想サーバ(かそう・サーバ)

仮想サーバは、1台のコンピュータを複数の独立した部分に分割し、それぞれが別のコンピュータのように動作させる技術を使ったサーバです。これにより、1台のコンピュータで、異なるオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションを同時に実行できます。

仮想サーバの利点は、コンピュータ資源(CPUやメモリ、ディスク)の効率的な活用ができることです。複数の仮想サーバが1台の物理的なコンピュータで動作するため、コストや電力消費を抑えることが可能です。

また、仮想サーバは、システムの移行やバックアップが容易に行えます。仮想サーバ上で動作しているOSやアプリケーションを、別の物理的なコンピュータに移動させることも可能です。

仮想サーバを利用する際には、適切なセキュリティ対策やリソース管理が重要です。これにより、安全かつ効率的にシステムを運用することができます。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成