積極的サイバー防御(せっきょくてきサイバーぼうぎょ)

積極的サイバー防御(せっきょくてきサイバーぼうぎょ)とは、サイバー攻撃を受ける前に、予測や予防、脅威情報の収集と分析を行い、それに基づいた対策を講じることを指します。従来の防御手法が主にリアクティブ(反応的)であるのに対し、積極的サイバー防御はプロアクティブ(先行的)なアプローチを取り入れます。

積極的サイバー防御では、脅威情報の共有、ハニーポット(攻撃者を誘い込む罠)の設置、サイバーセキュリティのトレーニングや教育、脅威の検知と迅速な対応などが行われます。これにより、サイバー攻撃による被害を最小限に抑えることができます。

ただし、積極的サイバー防御には、倫理的な問題や法的な制約が関与することがあります。例えば、攻撃者に対して反撃や報復を行う場合、法律や国際ルールに抵触する可能性があります。そのため、積極的サイバー防御の実施には、適切なバランスと責任の配慮が求められます。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成

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