否認防止(ひにんぼうし)

否認防止(ひにんぼうし)とは、コンピュータやインターネットの世界で、データや情報のやりとりを行う際に、相手が自分の行為を後から否認できないようにするためのセキュリティ技術のことです。

例えば、電子メールやオンライン取引などで、送信者や受信者が後から「そのメッセージは自分が送ったものではない」と主張できないようにすることが、否認防止の目的です。これにより、信頼性の高いコミュニケーションや取引が可能になります。

否認防止を実現するために、デジタル署名(でじたるしょめい)や暗号化(あんごうか)などの技術が用いられます。デジタル署名は、送信者が本人であることを証明するための電子的な印鑑のようなもので、暗号化は、情報を秘密のコードに変換することで、他人に盗み見られることを防ぐ技術です。

※総務省『国民のためのサイバーセキュリティサイト』(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html)を加工して作成

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